・営業時間:17:30〜 ・お席:カウンターのみ ・個室:ナシ ・専用駐車場:ナシ ・全面喫煙可能
・JR福島駅から徒歩約3分
・予算¥3,000〜5,000
・休み:不定休
ミシュランガイド京都・大阪2018でビブグルマンに掲載された「鶏や 一十」。大阪随一の焼き鳥店「あやむ屋」出身の店主が2015年に開業した、良質な焼き鳥をリーズナブルにいただけるお店です。焼き鳥激戦区と言われる福島エリアにおいて、根強い人気を誇るワケを、舌で感じてきました。
店舗情報
外観
JR福島駅を北側に出て、聖天通りを歩くこと約3分。右手に見えてくる黒い看板が目印です。
右に曲がるとオシャレな入り口が。福島駅近くにも関わらず辺りに飲食店は少なく、隠れ家的場所に構えています。
内観
カウンター10席だけのこじんまりとした空間。店員さんとお客さんのコミュニケーションが活発で、落ち着いた、アットホームな雰囲気が漂っています。焼いているところを見られるライブ感も良いですね。
お料理
おまかせコースB…¥2,500
おまかせコースBを注文。メニューを見るだけで、リーズナブルなのが分かりますね。
自家製豆腐
濃厚な自家製豆腐を、醤油ではなく塩で。クリーミーな風味がたまりません。
鶏刺し4種盛り
ささみ、ずり、肝、ココロの4種類を少しずついただきます。見た目から伝わってくるように、鮮度が非常に高い。ふわふわの本わさび、生姜、3種類の醤油をお好みで。
ムネのきずし
ムネ肉の表面をお酢で〆た一品。わさびと黒醤油でいただきます。
ムネ(おろしポン酢)
コース一発目に、いきなりインパクト抜群の串が登場。テンション上がります。レアな焼き加減によりプリップリな食感を実現。さっぱりした風味のおろしポン酢が旨味を増幅させていて、たまらなく旨いです。
ハツ
絶妙な焼き加減による抜群の歯ごたえが忘れられません。弾力あるお肉は、噛めば噛むほど旨味が染み出してきます。
ズリ
特有のコリコリ食感にやみつきになること間違いなし。小ぶりなので、お酒のアテとして最高かも。
ハラミ
口の中で肉汁が炸裂します。ハラミを焼き鳥として食べた記憶はあまり無い…(経験不足ならすいません)。美味いです。コースに入っていなかった場合でも、是非注文してみてください。
ねぎま
弾力あるお肉とシャキシャキねぎの波状攻撃に唸る人は少なくないはず。他の部位よりレアが強い印象です。
つくね(タレ)
崩れるんじゃないか、と心配になるレベルに柔らかくてフワッフワ。つくねというより「小さなハンバーグ」。注文必須です。
背肝
内臓特有の旨味と、お酒に合うビターな味わいを兼ね備えています。背肝とは鶏の腎臓にあたり、1羽からわずかしか取れない希少部位。提供しているお店は多くありません。
コースはここまで。
ここからは追加メニューです。
ムネ(わさび)
コースの最初に出てきたムネ肉の食感が忘れられず、今度はわさびで注文しました。リップリで、自然と笑みがこぼれる美味さです。
つくね(塩)
同じく印象深かったつくねを、お次は塩で。こぼれるような柔らかさは、何度でも食べたくなります…。
やきとり丼
焼き鳥がゴロゴロ入った丼ぶりで〆です。自家製タレが、お肉と白米それぞれの個性をつなぎあわせる役割を担う。美味いです。
ドリンク
お酒の価格は平均的。
片野桜
米の甘い香りとシュワっとした酸味が同居する「片野桜」は薄甘口な仕上がりです。焼鳥と日本酒は合いますねえ。他にも、
年代物のワインやウイスキー、焼酎などの種類は豊富。長い時間をかけてじっくり飲む人にも、向いているお店です。
予算
💰約¥5,000💰
ビール2杯と日本酒1杯。少し食べ過ぎたかな?と思うくらい満腹になってこの値段です。コースだけで結構なボリュームですから平均価格はもっと低いと思います。
食材
使用している赤鶏は、朝挽きの素材だけにこだわっています。赤鶏は、約60日から80日と比較的長くゆっくり育てられるのが特徴で、世界の畜産市場において、上質で美味しいと高い評価を得ています。
他に注目してほしいのはその食べ方ですね。塩、おろしポン酢、わさびに加えて、白醤油、出汁醤油が入ったオリジナルのタレなど。細部まで行き届いたこだわりが、良質な焼き鳥の魅力をさらに引きだしています。
感想
なんといっても焼き加減が最高。旨味を最大限引きだすため、研究を重ねてきたんだろうなあ…と勝手に想像し、感動しました。
味良し、雰囲気良し、コスパ良し。満足度がめちゃくちゃ高いです。たくさんの魅力を兼ね備えており「ビブグルマン」に選ばれるのも納得ですね。リピートはもちろん、友達を連れて行きたくなるようなお店です。
一十 (焼き鳥 / 福島駅、新福島駅、中之島駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.9
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