【肥後橋】『うず潮』～ココの魚はひと味違う。特別な夜にピッタリな大阪の隠れ家料亭を発見～

「ここの魚マジで美味いからとりあえず行ってくれ」。友人から力説されて足を運びました。結論から言うと、高く設定していたハードルを軽く飛び越えられる結果に。上品さとオシャレさを兼ね備える料亭『うず潮』の魅力を、本記事から感じていただければ幸いです。

店舗情報

外観

肥後橋駅を出て西に歩くこと約2分。安治川沿いのビル2階に構えています。梅田からでも歩いて行けないことはない。おそらく徒歩12、3分。

階段を上がると『うずしおロゴ』ののれんがお出迎え。この時点で上品な空気が伝わってきますよね。テンション上がります。

内観

カウンター8席、4人がけテーブル5つの計28席。手触りの良い無垢のテーブルが落ち着きを与えてくれます。隣席との距離感が程良いのでゆったりした時間を過ごすことができます。

写真にはありませんが、一枚板のカウンター席は目の前で調理を見ることが出来ます。デートや大事な会食には適しているかと思います。

お料理

歓送迎会コース(飲み放題付き)

￥7,560(飲み放題付き)

内観からして高級なイメージを受けますが、実は、料亭にしてはリーズナブルなコースメニューが揃っています。

『歓送迎会コース』は桜鯛など海の幸を使った料理に飲み放題がついて￥7,560。↑写真↑にあるように、ワイン、日本酒もいただけます（銘柄は選べませんが）。良心的な値段設定。

しめ鯖の漬物

お通しから圧倒的うまさ。おそらく熟成されている鯖に旨味がぎゅっと詰まっていて、小ぶりだか存在感抜群。コース一発目がこれだと「この先どうなるんだ…」と妄想が膨らみます。

刺身盛り合わせ

• ブリ
• 鯛
• メカジキ

どれも驚くほど肉厚（写真では伝わらないかも…）。弾力あるプリプリの鯛、甘い脂の乗った寒ブリ、さらに脂の乗ったメカジキ。刺身は東京で食べた方が美味しいというのが持論ですが、ここのは別格。最高です。

桜鯛の白子と山菜の天ぷら

口の中に広がるクリーミーな風味が忘れられません。これぞ至福。ヤケドしそうなほど熱々でもとにかく早く食べたくなる。山菜は、行者ニンニク、アスパラ、ごぼう。

サワラの柚庵焼き

柚の香りがほのかに残る上品な一品。歯を少し当てただけで崩れるほどふわっふわの身は人を幸せにする。完食するのがもったいなく感じるほどの美味しさでした。

ちなみに柚庵焼きとは醤油、酒、みりんなどの調味液に、柚の輪切りを加えてつくったタレを漬け込んだ上で焼き上げる料理です。

桜鯛とタケノコの土鍋

ふわふわで柔らかい桜鯛とコリコリ食感のタケノコが、絶妙な炊き加減のお米と混ざり合う。その日の疲れを忘れさせてくれる優しいご飯でシメです。ほんと、最高でした。

自家製ほうじ茶ジェラート

と思ったら、デザートまで驚くほど美味しい。手作りのほうじ茶ジェラードが香ばしさが印象的。サクサクした食感に、白玉、あんこを絡めて食べればとてつもなく美味い。

最後までこだわりを感じる贅沢なコースでした。食べてる途中「量が少ないかな？」と思いましたが、結局それなりに満腹になりました。

ドリンク

うず潮サワー

山椒と木の芽が入った『うず潮』さんのオリジナルサワーです。目に見えるほどたくさん山椒に「辛いのかな…」と思いましたが、香りがふわっと広がるだけで、辛さは無く、飲みやすかったです。女性が好きそうなお酒です。

鳳凰美田

栃木県・小林酒造の純米大吟醸。

とろみとわずかな甘さが感じられます。そもそもの生産量が少ないということがあり、入手困難になりつつあるとのこと。飲み放題に入っているのはお得ですよね。

予算

💰￥15,120(2人)💰

大阪市内で、こんなにハイクオリティで、オシャレで、日本酒付きの飲み放題がある。リーズナブルと言い切れます。

季節によって変わるコースは常に４、５種類用意されていて、￥6,480のおまかせコースから￥16,200の特選コースまで幅広い。１度だけの来店では味わいきれません。

食材

魚へのこだわりが凄まじい。

大阪木津市場から厳選された生きの良い魚介類を直送。その日仕入れた新鮮な食材を使った魚料理は美味しくないワケがないのです。

感想

料理の質だけじゃなく、外観、内観、テーブル、イス、器などなど細部から上品さが伝わってきて「美味しい」だけじゃない満足感を与えてくれました。

デートや接待など特別な夜にぴったり。素晴らしい夜になることは間違いないでしょう。誰に対しても胸を張ってオススメできる、文句なしの名店でした。

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