・営業時間:17:30〜24:00
・新福島駅から徒歩約3分
・予算:¥4,000〜¥7,000
・休み:月曜日
欣(よし)という言葉には「喜び」「楽しみ」という意味があり、お客様に喜んで楽しんでもらいたいという思いが店名に込められている。サラリーマン、女性、食通。幅広い層から愛されている「欣」にお邪魔してきた。
店舗情報
外観
新福島駅少し南、小路にひっそりとたたずむ。白壁に表札という小料理屋っぽい外観で、ふらっと入るには勇気が必要な、上品な空気が漂っている。かがまないと入れない背の低い入り口を通ると…、
内観
1階は鉄板付きテーブルカウンター。2階はちゃぶ台のお座敷になっていて貸切可能。2階はたとえば照明の明るさを調整したりと、状況に応じた雰囲気を作ってくれるそうだ。
お料理
焼えだ豆
注文必須の名物料理。ガーリックオイルとバター醤油(おそらく)が染み込んでいて、お豆だけでなく、皮をシガんで味わうという全く新しい革命的な料理だ。新感覚のうまさにいきなり度肝を抜かれる。
せせりのみぞれポン酢
せせり✖️ポン酢というヘルシーの共演。サッパリしながらも鳥の旨味がしっかり残っていて、うまい。さらに…、
こちら「黒七味」をかければさらに魅力が増す。本来の酸味を強めてくれて、舌先がピリリとするクセのある味を生み出してくれる。焼えだ豆といい、ひと手間もふた手間も加えた料理は食べていて楽しい。
まるちょうタレ焼き
濃い味のタレとホルモンの脂に、シャキシャキした玉ねぎとニラが絶妙に絡み合う。噛めば噛むほど旨味が染み出してくるし、ぶりっぷりな食感は本当にクセになる。ビールと相性ぴったりの一品だ。
豚とろのとんぺい焼
レタスが多く入っている。もう少し、〝肉肉しさ〟が欲しい物足りなさを感じたが、女性に人気のメニューだそう。一般的なモノよりも重たくないからだろうか。
熊本ハラミステーキ
焼えだ豆と並ぶ名物メニュー。鉄板で焼かれた脂少なめの和牛ハラミが、トーストの上に乗ってやってくる。まずはハラミだけをガーリックと刻みわさびor塩でいただく。お肉の味は保証付だが、ここからが本番。
トーストを、ガーリックオイルでプレスして、カリッカリの状態で出し直してくれる。肉汁を吸っているから、通常のガーリックトーストには無い贅沢な旨みを表現。初体験の旨さで、非常に印象深い料理であった。
お好み焼き ミックス
シンプルな味付けの王道「ミックス焼き」。粉っぽさが無くふんわりしていて食べやすい。パンチが足りないかと思い、油かすをトッピングしたのが正解だった。噛むと現れるカリカリした食感にハマってしまった。
予算
💰¥9,500💰(2人あたり)
「ちょっと高そう…」と感じる上品な雰囲気だがそんなことはない。このあと2軒目に行ったから食べる量は控えめだったが、それらを考慮しても生ビール3杯、焼酎を3杯飲んでこの値段だからリーズナブルと言えるだろう。
感想
店名の由来通り、客を喜ばせ、楽しませる仕掛けが隅々まで講じられていた。
自分で焼くのではなく、ベストな状態に調理してから出してくれる。アルミ箔をお皿代わりにして頂くスタイルも、オシャレで良い。独創的なメニューがほかにもたくさんあって、日替わりのオススメメニューも多種多様。リピートしたくなるお店だ。
サービス面も抜群で、オーナー、店員さんが気さくに話しかけてくれるから注文に困ることはない。最後は外まで見送ってくれるから、最高な気分で帰路につくことができた。
いつも混んでいる人気ぶりも納得。当日訪問だと遅い時間しか入れなかったりするので、事前予約をオススメする。
鉄板屋 欣 (鉄板焼き / 新福島駅、中之島駅、福島駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.8
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