・営業時間:18:00〜24:00
・新福島駅から徒歩約3分
・予算:¥4,000〜¥6,000
・休み:日曜日
アラカルトで丁寧な和食が頂ける『ふくみ』。旬の食材の味を最大限に活かすかたちで提供してくれるお店です。美味しい飲食店が立ち並ぶ大阪・福島エリアにおいて、有りそうで、あまり無いのが和食屋さん。その魅力を皆さまにお届けします。
店舗情報
外観
新福島駅、国道2号線より南側エリア。上品で、シンプルモダンな扉が目印だ。
内観
カウンター5席と、テーブルが2卓。
木で作られたお席が落ち着いた雰囲気を作っている。「割烹より少しカジュアル」というイメージで、1人で来ても良し。デートにも使えるのではないだろうか。
奥には12名までの半個室も完備。パーティションで仕切れるから、接待や会食など、特別な時間を過ごすことが出来そうだ。また、全体的に席間が広くてゆったりしている。
お料理
山芋そうめん
お通しから、実に精巧に作り込まれていて、感動した。とろろが乗ったそうめんは食べたことあるけど、山芋を「麺」として扱うメニューは初体験。細部まで手間が行き届いており、自然とテンションが上がる。
酒盗とチーズのくるみ和え
チーズの甘いコクと酒盗のしょっぱさは相性抜群で、そこに、くるみのサクサク食感が加わった一品。この一工夫が嬉しい。酒好きにはたまらないスピードメニューだ。
生かきポン酢
まろやかさと酸味が、妙に噛み合っている。ちゅるん!と吸い込むように食べられる牡蠣からは、新鮮さがひしひしと伝わる。
山芋のフライドポテト
名前のイメージとは違い、皮が付いたままの分厚い山芋だ。カレー粉がまぶしてあって、スパイシーな味になっている。ホクホクピリピリで、日本酒が欲しくなる一品だ。
地鶏ささみの梅しそチーズ天
焼き鳥屋で、ささみを梅肉ソースに付けて食べることがあるけど、こちらは梅の風味がありながら、真ん中のチーズが全く違う味を演出している。揚げているけどあっさり。という新感覚の美味さだ。
地鶏せせりの一味しょうゆ焼き
せせりの脂と一味の辛さが絶妙に絡み合った一品だ。弾力ある食感のお肉は、噛めば噛むほど旨味が飛び出してくる。しょうゆがしっかり染み込んでいて、味わい深い。
釜揚げしらすのかき揚げ
サクサク食感のあとに来る、しっとりとした、しらすの旨味がなんとも言えない。水菜(おそらく)が焦げないような適度な揚げ加減で、一噛みで気持ち良く嚙み切ることができる。
鰻と新ごぼうの玉子とじ
ふかふか玉子に閉じ込められた鰻と新ごぼうは、深い味わいだ。
新いくらと焼き鮭の土鍋ご飯
土鍋を開けると湯気がふわっと飛び出してくる。お出汁が効いた深い味わいは体に染みる。鮭、イクラ、ネギ、ご飯。割合がベストなのだろう、お互いを邪魔することなく、それぞれの旨味を発揮し合っている。
ほかにも、
「鯛ときのこの土鍋ご飯」
「地鶏とごぼうの土鍋ご飯」
「蒲焼きうなぎと土鍋ご飯」
と、多種類の土鍋ご飯はマストオーダー。写真で見る限り、どれも美味そうだった。
1度の来店では注文しきれないほどたくさんのメニューがあった。また、日本酒、焼酎をはじめとするお酒の種類が豊富。それぞれの料理に合う銘柄を選ぶことができる。
予算
💰約¥9,800💰(2人あたり)
ビール2杯ずつ、焼酎2杯ずつでこの値段。大阪の上品な和食屋さんは高級なイメージがあったけど、こちらは財布に優しいお店でした。¥4,000~のコースメニューには飲み放題付きプランなんかもあり、リーズナブルに楽しむことができます。
食材
旬の食材がズラリと揃います。私が訪れたときは「新ごぼう」を使ったメニューが豊富でした。成長しきっていない時期に収穫するごぼうのことで、上品で、優しい香りが特徴。通常のごぼうより柔らかいため、他の食材と合わせた調理がしやすいと言われています。
その時期に一番美味しく頂ける食材を、惜しみなく提供してくれます。ジャンルに限りは無く、肉、魚、野菜、米…。季節によって楽しみ方が変わる、ワクワクするお店ですね。
感想
〝選ぶ楽しみ〟があるな、と感じました。「阿波踊りの手羽つくね揚げ」や「さといも饅頭の揚げ出し」といった、名前だけでは味が想像できないメニューがたくさんあるんです。
そんな料理たちは、必ず工夫が加えられていて、想定より1歩先の楽しみを与えてくれます。店員さんの人柄なのか、調理も接客も丁寧で、温かい気持ちにさせてくれる『ふくみ』。ぜひ一度、足を運んでみてください^_^
和食 ふくみ (居酒屋 / 新福島駅、福島駅、中之島駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.8
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