席数の多いお店は肉を切ったり運んだりする手間がかかるからか、切り方や盛り付け方が機械的に感じることが多いです。せっかくいいお肉を出しているのだから、細かいところまでこだわってほしい。コストがかかるなら、そのぶん値段をあげればいいのに。
そんな私のひどい偏見をぶちこわすのが今回ご紹介する『焼肉薩摩』さんです。「茨木市付近でおいしい焼肉店を知りませんか?」とグルメ仲間に聞いたところ即答でオススメされました。
90席という大きなお店にもかかわらず、おいしくて、リーズナブルで、カットも盛り付けもキレイで、おいしい(2回目)。そんな上質な肉体験の一部をみなさまに共有しようと思います。
阪急南茨木駅 徒歩15分
想定予算¥5,000〜¥7,000
定休日:月曜日、営業時間17:00〜
お席:90席、個室:8人までok
※すべて平時の情報です
茨木市の人気焼肉
阪急南茨木駅から徒歩15分。長崎県は雲仙平野牧場から仕入れた和牛を提供されている人気店です。併設の精肉店もふくめて南茨木の地元民に愛されているそう。
塩タンではなくタレタンを食べてほしい
「焼肉といえば塩タンでしょう!」という意見に異論はありません。というかぼくも同意見です。でも、でも、『焼肉薩摩』さんに行ったときだけはタレタンにも箸を伸ばしてほしいです。タレ越しの美しいビジュアル、噛み締めたくなる旨味の連撃、そのどれもが秀逸で思わずウットリしてしまいます。
でもやっぱり塩タンが食べたい
そして塩タンです。細長くてぶあついパターンのカットは初めて見たかもしれません。美しいサシが目立ちます。
外側だけ焦げないように慎重に火を入れていきます。
うまい。「タンステーキ」と名乗ってもいいのでは?と思うほど肉厚でジューシー。そしてこのカット。一口で食べるのが難しいあたりが逆にいいかもしれません。一切れを二回に分けて楽しめる一度で二度おいしい感じが。うまかったです。
ここでまさかのハムが登場
「焼肉ブロガーなのにハムを紹介するの?」と思われて、軽蔑されて、このサイトから離脱されてもかまいません。ダメージ覚悟で紹介したい魅力がこの『雲仙ハム』にはあるんです。
長崎県は雲仙の麓で育てられた九州産の豚肉だけを使用した名産品。店頭販売はほとんどされておらず、通販もしくは飲食店でしかありつけないブランド食品です。まさか大阪の焼肉店で食べられるとは。
あふれんばかりの肉汁を備える雲仙ハムは、ビールと白飯が直感的に欲しくなるガツンとした味わいが特徴です。味付けは必要ありません。豚肉本来のうまみとほのかな塩気だけで十分。家の冷蔵庫に待機させておきたい食材ランキング一位です。
タンとハムだけ。なわけがない。
ヒウチ
ハチノス
薩摩知覧鶏
気になるお値段は
約7000円
似ているお店
『焼肉薩摩』と同じく家族連れでいけるおいしい焼肉。
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焼肉の本場と呼ばれる生野区や南大阪の陰に隠れてここ茨木市をはじめとする大阪北部にも名店が多いとさいきん感じています。まだまだ開拓のしがいがありますねえ。これからが楽しみです。
焼肉薩摩 (焼肉 / 南茨木駅、沢良宜駅、茨木市駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.6
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